2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

教育勅語の真実

韓国の歴史の本を読んでいたら、ふと小学校の時、古事記や源氏物語の名前を教わる前に春香伝の名前を教わるというかなり偏った戦後教育を受けていたことを数十年ぶりに気が付いた。凡庸すぎて全く影響を受けなかったらしい。とはいえ教育勅語は日本史の本で…

地方の問題を中心に

1.ヤラセメールと反対運動 読売新聞のWEBでヤラセメールとひくと、「九州電力玄海原子力発電所の再稼働を巡り、九州電力が行った組織的な世論工作。6月に佐賀県知事と面談した九州電力幹部が、知事から県民説明番組に賛成意見を投稿するよう要請された…

南北朝鮮のこと

1.日韓首脳会談 18日に京都で行われた日韓首脳会談は、慰安婦問題について首脳同士がお互いの立場を主張して終わったという。次の日の新聞で、日本政府はこうなるとは思っていなかったと報じられているので少し驚いた。李明博大統領は、8月の国会議員入国…

親日、反日の不条理 官房長官談話の罪

1.統治の問題ではない 評論家の金美齢さんが「昭和史20の争点」(秦郁彦編、文春文庫、2006年)という本の中に、「台湾統治と朝鮮統治はどう違ったか」という興味深い論文を書かれている。多くの日本人は台湾、韓国両国の対日感情の差はなぜなのかという疑…

東ティモールへの質問状

世の中で起きていることは、現在報じられ、目の前で起きている事実からだけでは説明がつかないこと、歴史や全体への把握力が問われることが多い。たとえば、日本では2-3ヶ月前から「東ティモールの子供たちに援助を」という国際機関のテレビ広告がよく流れる…

気になるニュース10点

1.野田内閣は国会が嫌いらしい。法案を積み残したまま12月9日で国会を閉じてしまった。ネジレていても主導権は政府側にある。最終日に2閣僚が参議院で問責決議案を可決された。南京陥落から74年目の12月13日に予定されていた野田首相の訪中が「中国側の事…

スラムダンクの勝利学

政治経済や歴史の本を読む合間の気まぐれに、スポーツドクターの辻秀一さんが書かれた「スラムダンクの勝利学」(集英社インターナショナル2000年)を手に取った。「スラムダンクは人生の哲学書である。正しい技術・考え方を習慣化する。こうなりたいという…

大河の流れ ビルマの新たな歩み  

1.米国の関与と日本の援助 2.イラワジの流れ 3.ビルマの歴史 ビルマ独立義勇軍と戦後 1.米国の関与と日本の援助 大正から昭和にかけて荒川が開削されるまでは、東京でもよく洪水の被害があったという。大阪も古地図をみると「河内」(川の内側)とい…

歴史としての戦争と虐殺 

1.歴史問題と平和の毒 飛ばし読みしていたこともあり、ビル・エモット氏の「アジア三国志」(日本経済新聞社2008年)の7章の歴史問題を中心に読み直した。「アジアはひとつであるにせよこの地域の歴史的分裂はそれよりさらに深刻な意味を持つようになる。…