2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

私が感動した復興策  

4日間で閉じる予定だった国会が2週間延長されたが、政府・民主党は増税の議論ばかりしていて復興策について全く議論する気がないようだ。中央の省庁に東日本大震災に対する復興策を青天井で考えろといっているので、役人にお任せなのかもしれない。この半…

機種選定の政治力学

1968-69年に導入が決定されたF-4代替の航空自衛隊の次期戦闘機の機種選定は、26日に製造メーカー3社による具体的提案が行われ最終段階に入った。政府はこの中から年内に機種を決定することとなった。本来は2008年度に機種が決定される予定だったが、最有力候…

ドラッカー・ノート

大学時代から読んではいたが、30歳を過ぎてから折に触れて繰り返し読むようになったのがピーター・ドラッカー氏の著作である。2005年になくなられて数年たつが、今も特集が組まれブームが起きている。膨大な量の著作があるが、最近は専ら「実践する経営者」…

救国の処方箋  (1)

1.古事記に学ぶ救国の処方箋 長部日出雄さんの「「古事記」の真実」(文春新書、08年)という本が面白くて、ワクワクしながら頁をめくった。天武天皇の業績、楽劇としての古事記、源氏物語を生み出したもの、前史時代の記憶、火山信仰と稲作の普及、海人族…

普天間問題への回答と新内閣の寿命

前任者と前々任者の不人気にも支えられて、新政権は60%台の支持率を獲得した。首相自身の重厚感にとりあえず国民はほっとしているようだ。個々の閣僚は必ずしも適材適所とは言い難いが、現実に取り組むべき問題は山積している。9月1日の就任直後の電話会談…

グローバル化と人材育成  

今年の春、松下電器産業に採用された新入社員のうち2割が日本人で8割が外国人だという。昨年はついに社内の公用語を英語にすると言い出す企業も出てきた。就活においても、英語の試験を含む一次試験でエントリーの足切りをしたうえで面接が始まる。中には…