2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

南京陥落から74年目の東シナ海と日本海

大阪のダブル選挙は、20時に投票が締め切られると、すぐに大阪維新の会の両候補の当確が出た。出口調査で明確な差があったのだろう。選挙終盤のメディアの橋下氏の生い立ちなどに対する個人攻撃は本当にひどかった。都知事の石原さんもこの攻撃に腹を立てて…

アイスランドへの中国の進出   

アイスランドは人口30万人弱の北緯64度65度66度(ノルウェーの“中部地域”に相当)といった緯度線の通る北大西洋上に浮かぶ火山性の島だ。国土の半分はツンドラでコケと地衣類におおわれている。ちょうどアメリカ大陸プレートとユーラシア大陸プレートの継ぎ…

幸せのドラゴン 亡国の途上で

11月20日までの数日間ブータン国王陛下夫妻が国賓として来日された。国会での演説、福島での祈り、子供たちへのドラゴンの話など、そのお言葉とお人柄に、全ての日本国民が魅了され励まされた。お二人の姿と天皇皇后両陛下のお姿が二重写しのように感じられ…

大阪秋の陣と地方制度改革の次の一手

大阪では府知事と市長のダブル選挙が次の日曜日に迫っている。遠く離れた地域に住む非関西人の者にとっては勝敗は全くわからないが、今回の選挙は地方自治制度自体の在り方を争点の一つにした珍しい選挙ということになる。その結果はいずれにせよ、大阪にと…

南スーダンPKOと自衛隊

政府が南スーダンにPKOに派遣することに決めてから、現地で空爆のニュースがあった。その少し前の発表では、陸上自衛隊の中央即応連隊で構成された第1陣約200人を2012年1月以降にジュバに派遣し、宿営地や活動拠点を作り、その後、施設部隊を中心とした…

哲学なき政治、感性なき知性、労働なき富

「哲学なき政治、感性なき知性、労働なき富」というはインドの詩聖タゴールの言葉だ。それが国家崩壊の原因だという。そんな言葉が実感をもって感じられる世の中だ。彼は、1861年に生まれて、1941年に亡くなった。日本には5度来日したそうだ。1913年にアジア…

馬鹿は死ななきゃなおらない  

「馬鹿は死ななきゃなおらない」という迷文句は、講談の三代目神田伯山が、楽屋で若い者を叱った時に「てめえみていな馬鹿は死ななきゃ駄目だ」と言っていたのを、浪花節の広沢虎造が「次郎長伝 森の石松」の中で節をつけて唄ったのが始まりという。 そんな…

器量と覚悟

西岡武夫参院議長が亡くなられた。遠くで見ているだけでお会いしたことはないけれど、日本の来し方行く末を論じ教えていただきたい方の一人だった。いい大人をつかまえて、純粋という言葉は褒め言葉にはならないが、その志と覚悟が、テレビの画面からも伝わ…

二ンビー問題の成り行き 市長の辞職 

本年4月末に就任した東京の小金井市の市長が11月に在職半年で辞職することになった。選挙戦で、周辺自治体へのゴミ委託処理費用の増額分を「無駄遣い」と攻撃していた新市長の選挙中の発言が、「人道的措置」として同市のゴミを受け入れていた周辺自治体の反…