2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

内外情勢 2012年7月

1.ジリジリとした暑さの中で オリンピックが始まった。サッカーU23の日本男子が優勝候補のスペインに勝った。最大の番狂わせだが実力で得た結果とのことである。メディアは、オリンピック一色になりつつあるが、スポーツ以外にも、幾つかの記録すべき出来…

天下の暴論 オスプレイと原発

民主党からの議員の離脱が絶えず、国会は梅雨明けとともに、総選挙ムードが高まりつつある。民主党幹部は、民意を甘く見てはいけないと言ってオスプレイの配備見直しを言い出した。もはや民主党には国民を説得する力は無い。党内の議員を説得する力もない。…

政権の寿命と盧武鉉政権の亡霊

1.政権の寿命 政権支持率の低迷と裏腹に、この1ヶ月ほど、国内外で、野田首相の力量を称賛する文章を時々目にするようになった。与党を分裂させてまで消費税増税に目処をつけたかららしい。本気だろうか。それにつれて政権幹部も強気の発言をするようにな…

池本農業政策大観を読む(2) 国土の活用、水の活用

7月に入って、メディアは民主党の分裂を追いかけている。主流派と反主流派と新党の3つに分かれるらしい。しかしその差に意味があるとは思わない。次の総選挙のテーマは、彼らが主張する反消費税や反原発、更には社会保障の在り方ではない。問われているのは…

池本農業政策大観を読む(1) 鐘紡の志

今年百歳になられる1912年生れの武田邦太郎先生が30歳の時に石原莞爾将軍にすすめれてまとめたのが、池本農業政策大観である。今から70年前に出版された。軍事の天才石原閣下が農政の国宝的天才と考えていたのが、フランス農村物語を書かれた池本喜三夫先生…