ピンピンコロリ党に清き1票を

 自分は、終末期の延命治療などやってほしくない。せめて死に方くらい、自分の思い通りにという「ピンピンコロリ党」が自論だ。若者に勧めるわけではない。自分が70歳を超えたら周りの人に意思表示をし、意思表示のためのそうした意思を示すアクセサリーのようなものを身につけたいと考えていた。そんなピンピンコロリ党の人は存外多いのではないか。ちょうど1年ほど前に「傍目八目政治短観 スリー・アウト」という題でブログのなかでその考えを書いた。一部転記する。今もその気持ちが変わらない。
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 社会保障を年金、医療、その他に分けてそこにどういう問題があり、どうすべきかという説明が全くない。税との一体改革というならば、世代間の公平が問題となる。年金制度への不信感を払しょくするためには、積立方式との差を説明しなければならない。年齢構成から、若い世代にどこまで負担をかけるのか。消費税にすれば、たしかに所得税をとれない年金世代から税金を徴収できる。しかし人口構成がいびつであることを反映し若い人たちからあつめた年金原資を豊かな老人世帯にどう所得移転をするか、はっきり告げなければならない。曖昧にすることで制度が守れるとは思えない。
 医療費の問題もどんどん技術が進み、高額医療が出てきている。それも死ぬ前3年間の費用が存外大きい。一般論として70歳を越えての延命治療には費用の点で問題があると思う。ただ、どう死ぬかという問題は、他人からとやかく言われたくない問題でもある。いつまでも現役時代のようにピンピンとしていて、ある時、子供に迷惑をかけずにコロリと行きたいというのが自分の考え方だ。
 どう死ぬかというのが一大事であることは間違いがない。70歳以上は特約を結ばない限り延命治療はしないこととすべきではないかというのが自分の意見である。金銭的にも後の世代の人に迷惑をかけたくないのである。その時点でまだ働きたい、生きていたいと思う年寄りは自分で保険をかければ良い。年配者が多い議会ならではの議論を聞かせてほしい。
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 結構本質的なテーマだが人によって考えが異なる。それでももう一度連呼する。ピンピンコロり党に清き1票を。