早く選挙をしたらどうだろう

1.早く選挙をしたらどうだろう 
 格付け会社大手のフィッチ・レーティングスが、円建ての日本国債の格付けを「ダブルAマイナス」から1段階引き下げて「シングルAプラス」にしたと5月22日に発表した。格下げは2002年11月以来、9年半ぶりだ。フィッチのレポートによると、日本は国債の発行に歯止めがかからず、信用を維持できるかどうかの「リスクが高まっている」とし、「日本の財政健全化計画は切迫感に欠ける」と指摘している。「シングルAプラス」は、韓国、中国より格下だという。
 格下げが発表されると円は下落して1ドル80円台を付けたが、すぐに1ドル79円台に戻ってしまった。根本的な可笑しさは、もっともらしい国債の格づけはしても、通貨の格付けは全くしていないことである。通貨インフレを引き起こしている国の国債の格付けがみんな高い。
 これは、バカな内閣の経済コストというべきであり、早く選挙をしたらどうかと思えてならない。韓国の通貨を支え、ユーロを支え、米国の代わりにアフガンへの経済支援をしている日本の国債が危ういならば、世界も危うい。もしこれが正しい評価ならば、お金を世界にばら撒いた財務大臣は責任をとらなければならない。彼が実際に判断しているはずもないので、その下にいる事務方のトップが責任をとるべきなのかもしれない。
2.変な人たちが増えた
 大阪市の職員の入墨調査問題で、この問題を人権と絡める変な人たちがいるので驚いた。大阪市教育委員会までそんな意見が幅を利かしているので驚いた。何とか芸術が好きで入墨をするのは気にしないが、入墨をしている先生に子供を習わせる気にはならない。近くの銭湯でも、海水浴場でも入墨をした人は堅気の商売とは考えられないため入場お断りというところが今でも多いはずだし、禁じてなければ普通の人が近づけない。入墨ではなくて、タトゥーはファッションだというが、ファッションにもいろいろある。
 毎日新聞が、そのことで卑弥呼の時代の日本人の在り様を例に挙げたのには本当に驚いた。彼は本当に試験を通って毎日新聞に入ったのだろうか。学校の先生や市の職員が入墨をし、それを生徒や市民に見せつけていたら、その町はかなり変だ。そのどこが悪いと言い張る新聞記者や政治家で、自分で入墨をしている人は見たことがない。個人の趣味の問題とでも言うのだろう。でも自分の子供には入れさせない人が多いだろう。普通のサービス業の経営者は入墨が入っている人は雇わないと思う。
 電力会社に注文を付ける知事さんや市長さんやその取り巻きがめっきり増えた。電力の値上げの金額についていえば普通の家庭で500円の値上げだというが、そのほかにも再生可能エネルギーで100円上がることが決まっている。1KWHあたり普通の電力ならば10円以下で発電できるのに、50円弱で高い電力を買わされるのは全く納得がいかない。風力と太陽光発電は、日本では利権以外の意味はない。新エネルギーの施策は下水道のエネルギー活用や高温岩体発電など、着実な成果の上がるものに焦点を絞るべきと考える。円高で、電力不足で、毎日100億円の貿易赤字が出ていることをみんな忘れている。一体日本のエネルギーに誰が責任をもつのだろう。
 早く選挙をしたらどうだろう。
3.理解できない韓国 2015年にむけて交渉を始めよ
 韓国の最高裁判所である大法院が、戦前の日本企業の強制徴用被害者に損害賠償を求める判決を出した。徴用関連の訴訟は既に日本で終わっており、韓国でも終わっているのに、「またか」という思いを禁じ得ない。付き合いきれないという思いが自然と浮かんでくる。
 日本の戦時賠償は、日本が占領し損害を与えた連合国と規定しており、韓国はこの対象に入らない。1965年の日韓基本条約による国交正常化交渉中に韓国は賠償を要求、日本は名目上「独立祝賀金と途上国支援」として要求に応え当時8億ドルに及ぶ有償無償の賠償金を供与した。これにより、韓国は対日賠償権を放棄し、個人への賠償も完全解決したとして財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定が締結された。しかし大韓民国政府は、自国の国民個人には賠償金を支払わず、工業化資金に充てて、経済を復興したことはハッキリしている。
 日韓基本協定の秘密交渉の経緯はまだ全てが明らかにされているわけではない。個人的には、そこまで韓国が言うならば、その経緯を全面的にオープンにすることの許可を現在の韓国の政権に求めるべきだと考える。現在の左派全盛の韓国において、歴史の問題は歴史の問題だと割り切れないのかもしれない。日韓交渉にあたって努力した韓国側の人々の子孫にも影響を与えることになる可能性もあるが、2015年は日韓基本条約を締結して50年の節目に当たる。何が出てくるかわからないが、そろそろ交渉を始めても良いかも知れない。
 その前に、大韓民国の初代大統領の李承晩時代に何があったのかを淡々と振り返る作業がなされても良いかも知れない。彼の時代の反日教育を受けた人たちが最年長になっている。頭の良い人たちが間違ったことを信じているから始末に負えない。ましてまともな反論ができない首相では仕方が無い。
 早く選挙をしたらどうだろう。