沖縄の自由と米国上院の決議

1.沖縄の自由
 何故、あれだけ大きな沖縄の天皇皇后両陛下歓迎のちょうちん行列についての報道が全く報道されなかったのかについては、本当に不思議だった。この問題について、桜チャンネルが沖縄特集を組んでいた。
 沖縄では、実際には米軍が起こす事件よりも、沖縄の学校教職員が起こす女性関連の事件の方がはるかに多いという。米軍の事件だけがセンセーショナルに取り上げられるとのことだ。ひどい事件がないわけではないが、多くの実態は風俗嬢との金銭トラブルであったり、男女関係の延長上の問題だという。
 現地の2大新聞社の思想的な偏りが大きく、それが左派の大学教授と結びついて、沖縄の言論を独占しているのが最大の問題なのかもしれない。保守派・中立派の知識人や政治家は、2大新聞から無視されるため、発言と活動の場が無いという。
 沖縄には言論の自由がないのではないか。事実が正しいプロポーションで報道されてはいない。沖縄で保守系のメディアを立ち上げようとすると、労働組合の活動家が送り込まれ、潰されてきた歴史があるという。
 しかし政治家が本気で取り組むならばやれることはあると思う。ちょうちん行列を、山中さんや小渕さんに見せたかった。
2.尖閣諸島の上院決議 
 米国上院は11月29日の本会議で、中国が領有権を主張する沖縄県尖閣諸島について、日本の施政権下にあることを認め、「(米国の対日防衛義務を定めた)日米安保条約第5条に基づく責任を再確認する」と宣言する条項を、審議中の2013会計年度(12年10月〜13年9月)国防権限法案に追加する修正案を全会一致で可決したという。国防権限法は国防予算の大枠を定めるもので、領土をめぐる他国同士の争いに関して米国の立場を明記するのは異例だ。 法案全体は近く採決に付され可決されるという。
 産経の古森さんの思いが通じたのかもしれない。今度は、日本国民が、選挙を通じて、尖閣諸島と沖縄と日本を、そして集団自衛権を取り戻さなければならない。その上で日本は国民の手で守るという決意が必要だ。
3.沖縄のオスプレイの安全性
 先日、沖縄に配備された海兵隊の新ティルトローター機MV-22が12機、実戦配備につくとの報道があった。旧式化したCH-46中型ヘリは、12機を残して解体されるという。残りのCH-46は、新しいオスプレイが配備されれば、やはり解体されるという。CH-46は1958年に初飛行し1961年に海兵隊に採用され、1987年に海兵隊向けの機体の生産が終了しており、一番新しい機体でも25年経っているという。典型的な老朽更新である。
 ティルトローター機という構造から空気抵抗が小さくなり速度は二倍で航続距離は四倍になり、安全統計の数字を見ても悪くないのに、危険な乗り物の代表にされてしまった。危険性はゼロとは言わないが、工学部出身の知事までがおかしなことを言い出した。
 沖縄では、基地周辺でワイヤ線で補強されたタコを揚げ、風船を飛ばしているという。その危険行為をネットで宣伝して新聞で自慢している大学教員がいるという。何故、逮捕しないのだろうか。自民党の議員が出した質問趣意書では、捕まえられないという政府の回答があったという。実行した人も、教唆した人間も即刻逮捕すべきである。
 普通に考えれば、「政治上の主義や施策を推進・支持し、又はこれに反対する目的をもって、騒乱、放火、爆発物破裂、往来危険、汽車転覆等、殺人、強盗、爆発物の使用、検察・警察・刑務官・公安調査官等に対する凶器や毒物を用いた公務執行妨害・職務強要をなすこと、及びこれらの行為の予備・陰謀・教唆・せん動」にあたるのではないか。破壊活動防止法の規定である。